勉強会

3月の勉強会 (2024/03/29)

3月の勉強会を担当したのはTさんです。

テーマは「ジョルジュ・スーラ」についてでした。

 

新印象派運動の創設者であるスーラは、分割主義や点描主義という革新的な絵画方法を使い評価されました。

合理的で数学的なものへの情熱によって、印象派のもつ情景を再現するものではなく

構図・色彩・光などの緻密な計算で絵画を作り上げました。

 

色彩は光であるということから、点描法を使って描くことで、

離れてみると目の網膜上で混色され、絵具を混ぜ合わせることより明るく見えることができるのです。

 

PD-2605

 

論理的、科学的に整然と配置され、影や周囲の色に影響を受けた部分を可能な限り精彩に分析して色を点描した、

スーラの透明感あふれる作品をどうぞお楽しみください。

 


2月の勉強会 (2024/02/29)

毎月1回スタッフが持ち回りでテーマを決めて発表している勉強会。

今回はMさんによる≪美術史解説 セザンヌの林檎から振り返る絵画の空間表現≫でした。

 

キュビズムの走りともなる独自の空間表現を模索し、ピカソにも影響を及ぼした「近代絵画の父」ポール・セザンヌ。

これまでの流れを大きく変えたのは、数百年前から続いたレオナルド・ダ・ヴィンチが作り上げた「一点透視法からの逸脱」でした。

人間の視点に着目し、人間の目に映る(認識する)物体を正確に平面に再現する「多点透視法」。

セザンヌの絵画は、描いてる視点が違うのにも関わらず、描画をうまく繋げて歪んだ絵にならないよう再構築されています。

これまでにない新しい世界の捉え方をしたセザンヌの空間表現をお楽しみください。

 

V-2


12月の勉強会 (2023/12/15)

12月の勉強会はKさんによる「掛け軸について」でした。

 

美術協力でご利用いただくことも多い「掛け軸」。

日本では、飛鳥時代に仏教が伝来したことに伴い、仏画の掛け軸が中国より流入しました。

中国が起源となった掛け軸ですが、中国と日本、それぞれ固有の文化が融合したことで、

今なお人々に愛される日本の伝統美術としての掛け軸が生まれたと言えます。

 

代表的な用いられ方に、床の間に掛ける「床掛け」があります。

神様が宿る場所であると考えられているため、そこに縁起のいい掛け軸を掛けることで、

運気の向上を図る目的があるのです。

そのため、今でも縁起物として、旅館や料亭では掛け軸を備えています。

 

ほんの一部ではありますが、ギャラリー四季の掛け軸をご紹介いたします。

 

E-3968『紅白梅に鶯』

 

E-3971『平成開運赤富士』

 

F-866『日々是好日』

 

「季節掛け」「年中掛け」でご利用いただける掛け軸や、

お祝い事、法事での「慶事掛け」とよばれる縁起の良い題材を取り扱った掛け軸を多数ご用意しております。

用途によって掛け替えが可能なのが、レンタルでご利用いただくメリットのひとつです。

 

和のおもてなしを演出するのにも最適な掛け軸。

ご興味がございましたら、専門のスタッフがご提案いたしますので、お気軽にご連絡をくださいませ。

 

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★メールでのお問い合わせはこちら

☆お電話でのお問い合わせは TEL:0120-03-5456

  受付時間9:00~17:00(月~金※祝祭日除く)

 

 


映画「クレイジークルーズ」美術協力 (2023/11/17)

映画「クレイジークルーズ」に美術協力しております。

 

映画『クレイジークルーズ』

NETFLIX 配信中

出演:吉沢亮さん、宮﨑あおいさん、吉田羊さん

 

マサエコの作品をご利用いただきました。

 

NE-53

 

NE-52


11月の勉強会 (2023/11/15)

11月の勉強会、テーマは「佐伯祐三1898~1928  -パリで夭折した天才画家-」でした。

 

30歳という若さで生涯を終えた佐伯祐三。

短い生涯の中で二度の渡仏により独自のスタイルを築き上げ、

日常の風景の中に自身の精神を映し出した作品は、今もなお人々を魅了しています。

特にパリの街並みを描いた作品は、建物とテキストが独特のタッチで風景に溶け込むようにデザインされており、

タイムスリップしたように吸い込まれる錯覚に陥ってしまいます。

国内の色々な美術館で所蔵されていますが、その中でも大阪中之島美術館は購入と寄贈により現在約60点の佐伯作品が所蔵されているため、

実際に目にすることができるようです。

 

また、佐伯祐三の作品は、ギャラリー四季でも複製画としてお取り扱いしております。

 

Q-55 ≪広告貼り≫

 

Q-57  ≪ラ・クロッシュ≫

 

O-10 ≪ガラージュ≫

 

O-16 ≪街≫

 

美術協力でも人気のあるこちらの作品は、各1点です。

ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 


10月の勉強会 (2023/10/20)

10月は社長による「絵を飾るとは」がテーマの勉強会でした。

基本に立ち返って、

・どのようにして絵を飾ったらよいか

・住宅事情とともに変化しているニーズ

・場所別の選び方 etc.

改めてお客様がどのような気持ちで絵画を選んでいるかを考える勉強会になりました。

 

時代とともに変化しつづけているアート業界ですが、

”アートによって心を豊かに”という先代の想いを胸に

今日もスタッフ一同、お客様のために絵画をご用意しております。

 

 


9月の勉強会 (2023/09/12)

毎月の定例会議で知識向上のため開かれている勉強会。

スタッフが持ち回りでテーマを決めて発表しております。

 

今回はKさんによる「名画は嘘をつく/木村泰司著」(ビジュアルだいわ文庫)という書籍の紹介でした。

副題は~西洋絵画に秘められた嘘を解き明かす斜め上からの芸術鑑賞~。

有名なムンクの《叫び》や、ドラクロワの《民衆を導く自由の女神》、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》の作品を

「〇〇だけど、実は・・・」という切り口で、人間の持っている好奇心を掻き立てる一冊です。

 

名画を斜めから読み解きたい方にオススメ。


8月の勉強会 (2023/08/09)

8月の勉強会はSさんによる「現代アートを分かりたい!-引き算の美学-」がテーマでした。

 

現代アートとは・・・?

英語では「contemporary art」と訳されます。

19世紀以前の教会や裕福なパトロンに支えられて制作された作品ではなく、

作家自身の個人的な経験や視点で制作され、社会問題や社会情勢を反映し問題提起や批判を感じることができるアートを言います。

思想やコンセプトといった”目に見えないもの”をテーマに制作されるようになりました。

Sさんがピックアップしたアーティストを紹介してくれました。

 

◆マルセル・デュシャン(1887-1968年 フランス)

1917年、レディメイド(既製品)の男性用小便器に「R.Mutt1917」というサインが入った「泉」という作品が話題となりました。

「便器」と「泉」という本来は結びつかない二つを一つに結びつけること、便器を「泉」と呼ぶことで言葉では見えてこない世界が見えてきます。

また、デュシャンは「便器など芸術だと認められない」といったスキャンダルを狙った確信犯とも言われています。

このようにして実用上の意味が消えるように置かれたオブジェには新しい概念を創り出しました。

新しい思考の提起や挑戦的なメッセージが込められた現代アートです。

 

◆ワシリー・カンディンスキー(1866-1944年 ロシア)

抽象絵画の最も偉大な創始者の一人と言われているカンディンスキー。

写実的な表現が主流だった頃にモネの「積みわら」に出会い、印象派の表現に衝撃を受けたカンディンスキー。

ある時、横倒しに置かれた自分が描いた絵をみて、描かれていた具体的な形が崩壊し、構図と色彩のバランスだけの画面に衝撃を受け、

そこに美や、新しい可能性を見出したのです。

固定観念にとらわれず、自分の目でみた発見から継続し制作し続け、カンディンスキーの抽象絵画が生まれました。

 

◆ピエト・モンドリアン(1872-1944年 オランダ)

シンプルな線、形、色彩を用いた幾何学的抽象絵画を描き、のちに現代アートやデザイン、ファッションに絶大な影響を与えたモンドリアン。

水平線や垂直線を多用し、原色と無彩色を組み合わせた色彩を用いることであらゆる抽象表現を幾何学的に実現しようとした

「新造形主義」という美術理論を提唱。

赤・青・黄を使用し、黒い線で区切ったコンポジションのシリーズは有名です。

 

正解があるものではなく、いろいろな見方があってよいのが現代アート。

作者が何を伝えたいのだろうかと思いを巡らせることで対話をすることが大切だそうです。

難しい、わからないとされる現代アートを面白いと感じるための勉強会になりました。


7月の勉強会 (2023/07/31)

7月の勉強会は「AIアートについて」でした。

 

2022年9月に米コロラド州で開かれたコロラド・ステートフェアで最優秀賞を獲得した絵画が

実はAIによる自動生成のアートだったことが物議を醸しました。

大量の画像データを取り込み、学習させることで自動的に解析し生成される絵画。

使い方はインターネット検索と同じように、作りたい画像の説明を文章で打ち込むだけ。

インターネットで検索結果が表示されるのと同様のスピードで生成された画像が出来上がります。

画期的な技術である一方、アーティストの著作権を巡る問題が懸念されています。

開発・学習段階においては著作権の許諾なく利用することが可能となっているのです。

(利用段階では現在の著作権侵害と同様の取り扱い)

 

そこでシカゴ大学ではAIの勝手な学習に対する対策ソフトが開発されています。

その名も「Glaze(グレイズ)プロジェクト」。

対策ソフトで作品を加工することで、人間の目には判別できないほどの微細な加工が加わり、

本来のアーティストの作風とは違う表現を学習することになります。

 

画像生成AIと対策ソフト。

最新テクノロジーとアーティスト保護。

アートや芸術は、これからどのような未来に向かっていくのでしょうか。


6月の勉強会 (2023/06/30)

6月の勉強会は読書家のTJさんによる発表。

テーマは、原田マハさん、ヤマザキマリさん共著の「妄想美術館」から

原田マハさんが選んだ好きな作家、作品ベスト10を紹介してくれました。

ゴッホ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、マティス、ダ・ヴィンチ・・・など有名な画家の有名な作品を

随筆家ならではの多角的で魅力あふれる紹介文は、もっと詳しく知りたいという知的好奇心をかりたてるものばかり。

美術館へ足を運びたくなりました。

 

とはいえ、アートは難しいものではありません。

ギャラリー四季では、美術をより身近に感じていただくため、

日常の中にアートを取り入れてお楽しみいただくためのお手伝いをしております。

どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ!