勉強会

7月の勉強会 (2023/07/31)

7月の勉強会は「AIアートについて」でした。

 

2022年9月に米コロラド州で開かれたコロラド・ステートフェアで最優秀賞を獲得した絵画が

実はAIによる自動生成のアートだったことが物議を醸しました。

大量の画像データを取り込み、学習させることで自動的に解析し生成される絵画。

使い方はインターネット検索と同じように、作りたい画像の説明を文章で打ち込むだけ。

インターネットで検索結果が表示されるのと同様のスピードで生成された画像が出来上がります。

画期的な技術である一方、アーティストの著作権を巡る問題が懸念されています。

開発・学習段階においては著作権の許諾なく利用することが可能となっているのです。

(利用段階では現在の著作権侵害と同様の取り扱い)

 

そこでシカゴ大学ではAIの勝手な学習に対する対策ソフトが開発されています。

その名も「Glaze(グレイズ)プロジェクト」。

対策ソフトで作品を加工することで、人間の目には判別できないほどの微細な加工が加わり、

本来のアーティストの作風とは違う表現を学習することになります。

 

画像生成AIと対策ソフト。

最新テクノロジーとアーティスト保護。

アートや芸術は、これからどのような未来に向かっていくのでしょうか。