勉強会

2月の勉強会 (2025/02/26)

2月の勉強会は、モネ展に行ってきたTJさんによる「クロード・モネ」についてでした。

 

モネは日本人に大変人気があり、今回のモネ展も大盛況の様子。

そのモネを題材に、生い立ちから有名画家との出会い、作風の変遷まで

実に12ページに及ぶ資料をもとに勉強会が開催されました。

(資料作成に協力していたMさんもお疲れさまでした。)

 

若い時から日本贔屓だったモネは、浮世絵の平面的な描写や大胆な構図、

自然の一瞬をとらえる視点など、日本文化の影響を多大に受けています。

また、四季の移ろいを捉える繊細な感性やぼんやりとした色彩の幻想的な雰囲気は、

日本の「ぼかし」技法や「余白の美」と調和しているようです。

 

「睡蓮」 

90×108cm(額外寸)

 

「睡蓮(ジヴェルニーの日本の橋)」

50×59cm(額外寸)

 

長く愛されているモネの作品は、日本人である私たちの潜在的な美意識や感性に強く響き、

穏やかで豊かな時間を与えてくれるようです。

 

モネ展は、3月7~6月8日まで、京都市京セラ美術館にて開催されます。

TJさん曰く、同じ「睡蓮」の作品でも全く違った構図や作風がとても興味深いものだったとのこと。

モネの勉強会が終わった後に、スタッフから「京都へ旅行がてら、モネ展に行くのありかも・・・」なんて声も上がっていました。

会期が終わってから、行っておけばよかったかな・・・は、美術展あるあるですね。

 

ご興味がある方はぜひ。

京都市京セラ美術館 「モネ 睡蓮のとき」

 

ギャラリー四季のモネの作品はこちら→モネ・C