勉強会

1月の勉強会 (2023/01/25)

2023年最初の勉強会はMさんによる「アンディ・ウォーホル」についてでした。

「ポップアートの巨匠」と呼ばれるアンディ・ウォーホル。

芸術的才能のルーツは、生い立ちにありました。

幼少期に神経系疾患で寝たきりの状態で過ごし、容姿にコンプレックスをもっていたためひきこもるように。

その時期に絵を描いたり、文化的な趣味を存分に楽しんだことでアートの基盤を作ったそうです。

商業イラストレーターとして活躍していたときには、非吸水性の紙の上に描いた線画にインクをのせ、

紙を被せて転写する「ブロッテド・ライン」という大量印刷の前身となる手法を発明しました。

ポップアート時代には、有名なキャンベルのスープ缶やドル紙幣をモチーフにした作品を描くようになり、

「シルクスクリーン」の手法を使って、「大量生産・大量消費」や「大衆文化」をテーマに多くの作品を残しました。

マリリンモンローの版画が銃撃された作品は、希少価値を持ち250億円で落札され話題をよびました。

 

アートをビジネスシーンに活かすことや、ビジネス教養として学ぶことが多い中で

パラダイムシフトを繰り返したアンディ・ウォーホルもまた、ビジネスに活かすことができる存在かもしれません。

そして、「すべてを知りたければ、表面だけを見ればいい」と語ったウォーホルの意図を汲むべく

ポップな色彩やモチーフなど、ウォーホルの表現をダイレクトに受け止めて楽しむのもひとつかと思います。

 

現在、京都でアンディ・ウォ-ホル” 大回顧展 実施中です。

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アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
会場   京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
会期   2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日)
開館時間 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
     ※1月、2月の土日祝日のみ9時〜10時の早朝開館実施
休館日  月曜日(但し祝日の場合は開館)、12月28日~1月2日