勉強会

9月の勉強会 (2022/09/30)

9月の勉強会はWEB担当のMでした。

テーマは「日本の新しいお札と高度な技術について」でした。

2024年度に紙幣が一新されることになっている日本紙幣。

工芸官と呼ばれる専門職員の方が原版をデザイン・彫刻されていて

国立印刷局による世界最高峰の偽造防止技術で製造されています。

お札は高度な技術を駆使した版画なのです。

今回新たに導入される技術のひとつに、最先端3Dホログラムがあります。

渋沢栄一さんの姿が角度によって右を向いたり左を向いたり。

電子マネー化が進み、紙幣の使用が減少してきていますが、

日本が世界に誇れる技術は、今後も受け継がれていくことを願っています。

 

 

大正から昭和にかけて、お札や切手の原版彫刻に腕を振るった印刷局の工芸官 加藤倉吉さんの特別展が行われます。

多忙を極めた厳しい時代に、彫刻部門のトップとして気概をもって業務に臨み、時代の要請に応えた方で、

製品類とともに、在職中から退職後にわたって、いち凹版彫刻者として数々の肖像画や風景画も彫り上げており、

さまざまな製版技法や表現方法を研究されました。

 

■特別展 加藤倉吉 ~飽くなき版画表現の追求~

開催日 令和4年10月12日(水)~12月4日(日)

開催時間 9:30~17:00

休館日 月曜日

開催場 お札と切手の博物館 2階展示室

入場料 無料