勉強会

12月の勉強会 (2021/12/24)

12月の勉強会は、オリジナルのアーティフィシャルフラワーを製作しているSさん。

色彩検定を持っているSさんが選んだテーマは、「色彩調和から観る絵画」。

 

カラーシステムの知識と色彩調和の基本的な知識に加えて

色彩調和の方法から観る絵画を紹介してくれました。

 

例えば、自然の調和(ナチュラルハーモニー)と言われている色彩調和は、

同じ色でも黄色に近い色を明るく、青紫に近い色を暗くした配色にすると自然な調和感が得られるといわれています。

ルノワールの「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」を例として紹介してくれました。

また、ドミナントと言われる一つの色相やトーンで全体を支配することで共通の要素を持たせて統一感やなじみ感を与える考え方を言い、

クリムトの「肘掛け椅子の女」、ダヴィンチの「東方三博士礼拝図」、ピカソの「母と子」がドミナントの効果が使われています。

 

絵画から得られる心理的なイメージは、実は画家によって計算づくされた色彩調和なのかもしれません^^