勉強会

1月の勉強会 (2020/01/24)

2020年最初の勉強会は、物流センターがある川崎にゆかりのある

「岡本太郎」についてでした。

このテーマを選んでくれたのは、Tさん。

川崎市の生田緑地にある「岡本太郎美術館」に足を運んで調べてくれました。

川崎市に縁があったのは、母親の実家が高津村(現・高津区)二子にあり

生まれてしばらくの間を過ごしていたためのようです。

 

『芸術派は爆発だ!』や大阪万博の太陽の塔が有名ですが、

実は東京五輪の記念メダルを制作したのも岡本太郎だそうです。

両親と渡仏し、パリでピカソの作品に影響を受けた岡本太郎は

抽象画だけでなく、モニュメントも多く制作していて

川崎市に1800の作品を寄贈しています。

 

最後に、、、岡本太郎の著書から抜粋したもので、「芸術とは何か」を記したものをご紹介します。

 

「芸術は、ちょうど毎日の食べ物と同じように、人間の生命にとって欠くことのできない、

絶対的に必要物、むしろ生きることそのものだと思います。

しかし、何かそうでないように扱われている。そこに現代的な錯誤、ゆがみがあり、

またそこから今日の生活の空しさ、そしてそれをまた反映した今日の芸術の空虚も出てくるのです。

 

すべての人が現在、瞬間瞬間の生きがい、自信を持たなければいけない、その喜びが芸術であり、表現されたものが芸術作品なのです。

そういう観点から、現代の状況、また芸術の役割を見かえしてみましょう。」

『今日の芸術-時代を創造するものは誰か(光文社知恵の森文庫)』

著者:岡本太郎 出版社:光文社より引用。

 

芸術は生きるために必要なもの-。

岡本太郎の言葉がとても印象的でした。